2011年11月20日
シュトルモヴィーク-その2
1942年後半から、IL-2複座型が正式に生産されるようになりました。
このへんからソ連製戦闘機が高性能化し始め、ドイツ軍が燃料事情に苦しみだすため、
IL-2シュトルモヴィークは黒死病のあだ名に恥じぬ活躍を始めます。
ここでIL-2の基本武装について
23ミリ機関砲×2 (翼内)
7.62ミリ機関銃×2(翼内)
12.7ミリ重機関銃×1(後方防御用)
オプション武装として爆弾もしくは対地ロケットなどを400kgまで搭載します。
ただ、ドイツ軍の戦車キラー「シュトゥーカ」のような急降下でのピンポイント爆撃
はできないため、戦車を狙い撃つということは出来ませんでした。
ロケット弾は弾道特性が悪く、37ミリ大口径機関砲を搭載したタイプは強烈な反動
ゆえに減速や振動が大きく、少数生産に終わりました(それでも900機以上生産)。
クルスク戦では1.5kg~2.5kgの小型形成炸薬爆弾PTABを大量散布により戦車の上面装甲
を破壊する戦法がとられました。
最終的にIL-2は3万機以上が生産され、ソ連空軍の対地攻撃の主力を担い、失われた機数
は約1万機にも達しました。
ここからはIL-2の後継機について
1944年に、「装甲化されていて、空戦も可能な装甲戦闘攻撃機」とも言うべき機体
IL-10が開発されました。
対地攻撃機でありながら、空戦能力はLa-7に迫るものがあったとか。ただ、速度は
500km/h程で、この頃のレシプロ戦闘機が700km/h近いものなので、やはり限界はあった
というか。
対ドイツ戦末期に若干投入された程度で、戦果や損失はよくわかってません。
朝鮮戦争にも北朝鮮の戦力として投入されましたが、アメリカ軍機にかなり撃墜
されてます。
ビリー@mobius
このへんからソ連製戦闘機が高性能化し始め、ドイツ軍が燃料事情に苦しみだすため、
IL-2シュトルモヴィークは黒死病のあだ名に恥じぬ活躍を始めます。
ここでIL-2の基本武装について
23ミリ機関砲×2 (翼内)
7.62ミリ機関銃×2(翼内)
12.7ミリ重機関銃×1(後方防御用)
オプション武装として爆弾もしくは対地ロケットなどを400kgまで搭載します。
ただ、ドイツ軍の戦車キラー「シュトゥーカ」のような急降下でのピンポイント爆撃
はできないため、戦車を狙い撃つということは出来ませんでした。
ロケット弾は弾道特性が悪く、37ミリ大口径機関砲を搭載したタイプは強烈な反動
ゆえに減速や振動が大きく、少数生産に終わりました(それでも900機以上生産)。
クルスク戦では1.5kg~2.5kgの小型形成炸薬爆弾PTABを大量散布により戦車の上面装甲
を破壊する戦法がとられました。
最終的にIL-2は3万機以上が生産され、ソ連空軍の対地攻撃の主力を担い、失われた機数
は約1万機にも達しました。
ここからはIL-2の後継機について
1944年に、「装甲化されていて、空戦も可能な装甲戦闘攻撃機」とも言うべき機体
IL-10が開発されました。
対地攻撃機でありながら、空戦能力はLa-7に迫るものがあったとか。ただ、速度は
500km/h程で、この頃のレシプロ戦闘機が700km/h近いものなので、やはり限界はあった
というか。
対ドイツ戦末期に若干投入された程度で、戦果や損失はよくわかってません。
朝鮮戦争にも北朝鮮の戦力として投入されましたが、アメリカ軍機にかなり撃墜
されてます。
ビリー@mobius